• TOP
  • コラム一覧
  • 中古の着物はアリ?アンティーク・リサイクル着物について解説
2023.06.05
和装について

中古の着物はアリ?アンティーク・リサイクル着物について解説

「着物の着用を考えているものの、高価で手を出しにくい……」と躊躇している方は、多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、中古の着物を利用するという選択肢。新品の着物と比べて安価で手に入るだけでなく、中古の着物だからこそ出せる生地の味を楽しめますよ。

そこで本記事では、中古の着物に分類されるアンティーク着物やリサイクル着物についてまるっと解説します。これから着物の着用を考えている方は、ぜひアンティーク着物やリサイクル着物の着用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

中古の着物とは

まずは、中古の着物の定義について説明します。

中古の着物は、具体的には次の2つにわかれます。

  • アンティーク着物
  • リサイクル着物

アンティーク着物とは

1つ目は、アンティーク着物です。アンティーク着物とは、大正から第二次世界対戦前までに着用されていた中古の着物のことを言います。

アンティーク着物の一番の特徴は、特徴的な柄や色使いです。日本・西洋の文化が入り混じった「大正ロマン」を思わせる独特な雰囲気をもち、現代の着物にはない魅力を放ちます。そのため、アンティーク着物を愛してやまない愛好家も日本にたくさん存在します。

現代の日本にはない独特なデザインの着物を楽しみたいという方には、アンティーク着物がぴったりですよ。

リサイクル着物とは

2つ目は、リサイクル着物です。これは、中古の着物全般を指します。厳密に言うと、先ほど紹介したアンティーク着物もリサイクル着物の一種です。ただし、昭和中期以降に作られた中古の着物は現代の着物と同じように比較的落ち着いた印象のものが多いため、アンティーク着物とは区別されます。

中古ではあるものの、比較的現代風の柄や色使いが多いのが、昭和中期以降に作られたリサイクル着物の特徴です。「アンティーク着物よりは落ち着いた印象の着物を着用したい」という方には、昭和中期以降に作られたリサイクル着物がおすすめですよ。

中古の着物を着用するメリット

続いて、中古の着物を着用するメリットについてまとめました。

メリットは、次の通りです。新品を購入するよりも安いだけでなく、デザイン面などにおいてもメリットがたくさんあります。

  • 安価で手に入る
  • レトロな着物を楽しめる
  • 中古ならではの味わいを楽しめる
  • 新品同様の着物もある

安価で手に入る

中古の着物を着用する一番のメリットは、何と言ってもほとんどの場合、新品より安価で手に入ることです。

着物は洋服と違って高価なものが多いため、なるべく安く手に入れたいですよね。新品で購入すれば予算をオーバーしてしまうような高価な着物であっても、中古であれば予算内で手に入る可能性があります。

なお、中古の着物は着物専門店の店舗や通販サイトなどで購入・レンタルできます。中でも安く購入できる場所は通販サイトで、新品の場合、数万円ほどするような着物を数千円から購入できます。特に出費を抑えたい方であれば、通販サイトを利用するのが良いでしょう。

レトロな着物を楽しめる

レトロな着物を楽しめることも、中古の着物を着用するメリットの1つと言えます。

現代で着用されている新品の着物の中には、バラやドットなどのモダンな柄を取り入れたものも多く存在します。一方で、椿や紫陽花、梅などの伝統的な柄を使用したレトロな着物を楽しめるのは、中古の着物の大きな特徴です。

特に大正から第二次世界対戦前に着用されていた「アンティーク着物」は、大正ロマンの影響を受けた独特なデザインが特徴です。一方、昭和中期以降に作られた着物であるリサイクル着物は、昭和ならではの落ち着いた雰囲気を醸し出します。いずれも古典的な柄を取り入れたレトロな雰囲気が魅力です。

中古ならではの味わいを楽しめる

続いて紹介する中古の着物を着用するメリットは、中古ならではの味わいを楽しめることです。

新品の着物の中には、先ほど紹介したような古典的な柄の着物も存在します。しかし、中古ならではの味わいも相まって、より古典的かつレトロな雰囲気を堪能できるのが中古の着物の大きな魅力なのです。

また、中古の着物にはその時代ならではの特徴が詰まっています。アンティーク着物であれば日本・西洋の文化を融合させた鮮やかな色使いが、昭和中期以降に作られたリサイクル着物であれば一昔前の日本を象徴するような落ち着きと美しさを表現したデザインが特徴的です。

このように、中古ならではの味わいのあるデザインを楽しめることも、中古の着物を着用するメリットと言えます。

新品同様の着物もある

中古の着物というと、品質が気になる方も多いのではないでしょうか。しかし、中古の着物の中には、新品同様の状態で売りに出されているものもあります。新品同様の着物が安価で手に入るのは、嬉しいですよね。

ただし着物の種類にもよりますが、同じ中古の着物の中でも、使い込まれた着物よりは新品同様の着物のほうが基本的には高値で売られています。着物の品質や費用が気になる方は、予算オーバーをしない範囲で新品同様の着物を探してみましょう。

中古の着物を着用するデメリット

一方で、中古の着物にはデメリットもあります。

デメリットは、次の通りです。次の内容を踏まえて、中古と新品のどちらの着物を着用するかを検討しましょう。

  • 希望通りの着物が見つかるとは限らない
  • サイズが合いにくい
  • トレンド感が新品に劣る
  • 生地の状態がイマイチなことも

希望通りの着物が見つかるとは限らない

中古の着物にはさまざまな柄や色合いのものがありますが、必ずしも希望通りの着物が見つかるとは限りません。

特にバラなどのモダンな柄が好みの方にとっては、中古の着物の特徴であるレトロな雰囲気は趣味・嗜好に合わない可能性があります。あるいは、「通販サイト上でお気に入りの中古の着物を見つけたとしても、実物を見たらイメージが違った」というパターンもあるでしょう。

好みに合う着物が見つからない場合は、思い切って新品を検討してみるのも一つの手ですよ。不安な方は、なるべく自分の目で実物を確認することをおすすめします。

サイズが合いにくい

新品と比べるとサイズが合いにくいことも、中古の着物のデメリットです。

大正〜昭和は、現代と比べると身長の低い人が多かったため、当時の人々に合わせて着物の丈も短めに仕立てられているものも少なくありません。そのため、中古の着物では自分の着用したいサイズに合わない可能性があります。

また、現代ではすでに仕立てられた着物を購入するのが一般的ですが、以前は着物を着る人に合わせ、オーダーメイドで反物を仕立てていました。そのため、サイズが変則的なケースも少なくありません。

サイズが合わない場合は、思い切って新品の着物を検討しましょう。なお、着物の丈は、自分の身長+5cmのものを選ぶのがおすすめです。

トレンド感が新品に劣る

常に最新の流行を取り入れている新品の着物と比べると、中古の着物はどうしてもトレンド感という点で劣ります。

洋服と同じように着物の色や柄、雰囲気にもトレンドがあります。最近では、シンプルかつ洗練された着物が流行っており、多くの人々に着用されるようになりました。

着物にトレンド感を求める方は、新品の着物を着用する方が良いでしょう。

生地の状態がイマイチなことも

市場に出回っている中古の着物の中には、生地の状態がイマイチなものも存在します。

例えば生地の一部が弱っていたり、カビやシミがあったりといった状態です。着物の修繕を行えば、新品よりもかえって費用が膨れ上がってしまうこともあります。

このように生地の状態がイマイチなこともあるため、中古の着物を購入する際は、デザインだけでなく着物の状態についてもしっかりと確認する必要があるのです。

気になる方は「新品同様のものを購入する」「どのような状態で売りに出されているのかを業者に質問する」などの対策をとりましょう。神経質な方は、思い切って新品の着物を購入するのがおすすめです。

中古の着物はどこで手に入る?

続いて、中古の着物が手に入る場所についてまとめました。

  • 着物専門店の店舗
  • 通販サイト

着物専門店の店舗

1つ目は、着物専門店の店舗です。

新品だけでなく、多くのアンティーク着物やリサイクル着物を取り扱っている店舗もたくさん存在します。「実際に自分の手で実物を確認できる」「店舗によっては試着も可能」というメリットがあります。

一方で、通販サイトと比べると比較的価格が高いものが多いというデメリットもあります。「着物は実物を見てから決めたい」という方は、店舗での購入・レンタルがおすすめです。

通販サイト

2つ目は、​​通販サイトです。

新品・中古を問わず着物全般を扱っている扱っているサイトから、中古着物専用のサイトまで存在します。オンライン販売でコストを抑えいている分、店舗で購入するよりも安価なのが特徴。加えて、店舗に行く手間も省けるのが、通販サイトの良さです。

ただし、自分の目で着物を確認できるのは、実際に着物が自宅に届いた後です。「デザインに惹かれて購入したものの、実物を見たらイメージと違った」ということがないよう、注意深く確認する必要があります。

中古の着物を購入する際に気をつけるべきことは?

続いて、中古の着物を購入する際に気をつけるべきことについてまとめました。

次の観点に注意して、お気に入りの着物を見つけましょう。

  • サイズが自分に合っているか
  • 生地・縫製糸が弱っていないか
  • カビやシミなどの汚れがないか
  • ニオイはないか

サイズが自分に合っているか

まずは、サイズが自分に合っているかどうかを確認しましょう。

昔の着物は、現代のものと比べて短めのものや、着る人に合わせた変則的なサイズが多いのが特徴。そのため、自分に合ったサイズを探しにくいという難点があります。

デザインが好みの着物を見つけたら、まずはサイズが自分に合っているかどうかを確認してください。不安な場合は「実際に試着する」「業者に質問する」などの対策をとりましょう。

生地・縫製糸が弱っていないか

続いて、生地や縫製糸が弱っていないかを確認します。

一見、新品同様に見えたとしても、古い着物ですと生地や縫製系が弱っている可能性があります。生地や縫製糸が丈夫な状態か、店舗や業者によく確認することが大切です。特に縫製糸が弱っている場合、縫い目が開いてしまった結果縫い直しになってしまう可能性もあります。

なお、着物の中でも特に生地が弱くなりやすいのは、裾やお尻の部分。着用している最中に擦れるため、気をつけましょう。

カビやシミなどの汚れがないか

カビやシミなどの汚れについても確認が必要です。

汚れのある着物は、変色したりカビがさらに繁殖してしまったりする可能性があります。また、汚れは染み抜きや修繕が必要となるため、かえって費用が嵩んでしまうこともあるのです。

ニオイはないか

汚れだけでなく、ニオイにも問題がないかを確認しましょう。

見た目には問題のない着物であっても、ニオイのする着物は着用時に気になりますよね。パッとみただけではわからない箇所にカビやシミなどの汚れがあり、そこから臭いが発生していることもあります。

特に店舗で実物を見て入手する場合は、嫌なニオイがしないかどうかについても確認しておきましょう。

アンティークの婚礼和装ならZen京都

婚礼和装専門店のZen京都では、アンティーク着物に興味を持っている方向けに、アンティーク着物の試着体験を実施しています。

婚礼衣装の定番である白無垢や色打掛、振袖などを用意しており、柄・タイプともにさまざまな着物を試着できます。気になる方は、ぜひ当店での着物の試着を検討してみてください。
https://ws-i-zen.jp/antique/

まとめ - 中古の着物には魅力がたくさん

以上、中古の着物の特徴や着用するメリット・デメリット、手に入れる方法などを解説しました。

中古の着物は、アンティーク着物とリサイクル着物の2種類にわかれます。アンティーク着物は、大正ロマンの影響を受けた柄や色使いが特徴的。マニアがつくほど愛されている着物です。一方昭和中期以降のリサイクル着物は、現代の日本にも馴染むようなレトロかつおしゃれなものが多く存在しています。

それぞれの特徴や中古の着物のメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った着物を選びましょう。

また、中古の着物を選ぶ際は、品質の確認も忘れずに。購入する場所は着物専門店の店舗や通販サイトがあげられます。品質を自分の目で確かめたい方は店舗で、少しでも安く購入したい方は通販サイトで購入するのが良いでしょう。

中古ならではの味わいのある着物を、ぜひ楽しんでみてくださいね。

来店予約 担当直通電話