【醍醐寺の結婚式】寺の魅力や費用について解説
醍醐寺の特徴
醍醐寺、それは歴史の深みと美の調和が生み出す、京都の隠れた宝石。
この記事では、醍醐寺の特徴に迫ります。
寺の重厚な建築や庭園、季節ごとに彩る風景など、その美しさと神聖な雰囲気を徹底解説。
なぜ多くの人々がこの場所に訪問するのか、その理由に迫りながら、訪れる際のポイントや楽しみ方も紹介します。
醍醐寺への旅を考える方々にとって、その魅力をお伝えし、訪れる価値を見いだす一助となれば幸いです。
歴史
醍醐寺は、日本の歴史と文化が息づく京都の伏見区に位置する寺院であり、その歴史は古く平安時代にまでさかのぼります。
この寺は、平安時代初期の874年に理源大師聖宝によって創建されました。
その後、多くの歴史的出来事や文化の変遷を経て、現在に至ります。
寺の歴史にはさまざまなエピソードが残されています。
醍醐寺は、山上の上醍醐からふもとの下醍醐に寺域を広げ、真言宗小野流の中心寺院として発展してきました。
醍醐天皇をはじめ、朱雀天皇、村上天皇の三人の帝から厚く信仰され、手厚く保護されました。
特に醍醐天皇は醍醐寺を自らの祈願寺に定め、延喜7年(907)には御願により山上に薬師堂を建立しました。
世界遺産に登録されている
醍醐寺は、1994年に世界遺産に登録されました。
その理由は、京都が8〜17世紀にかけて、宗教と世俗的な建築様式や庭園設計が発展した場所であり、日本伝統文化の形成に大きく貢献してきたからです。
この時代には、禅宗の影響を受けた庭園や建築が花開き、その美意識が後の日本文化にも影響を与えました。
また、醍醐寺の庭園設計が19世紀以降、世界中に大きな影響を与えました。
禅宗の精神を反映した枯山水や回遊式庭園などが、西洋の庭園デザインにも取り入れられ、日本庭園は国際的な美意識に貢献しました。
醍醐寺はまた、「文化財の宝庫」とも言える場所です。
国宝や重要文化財を含む寺宝が15万点にもおよび、これらは日本の歴史や芸術における貴重な資産です。
堂塔建築や仏像彫刻をはじめとした木の文化財や、経典や文書、絵画といった紙の文化財も醍醐寺で大切に伝承されており、これは日本の伝統が息づく宝庫としての役割を果たしています。
訪れる際には、その歴史や文化的背景を通じて、醍醐寺が日本伝統文化の中心であることを深く感じることができます。
四季折々の庭園の魅力
醍醐寺三宝院庭園は、慶長3年(1598年)に豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本設計し、秀吉の死後も作庭が続けられ、元和10年(1624年)に完成しました。
この花見のために、吉野をはじめ近畿各地から700本もの桜を集めて境内に移植したといわれていおり、秀吉が植えたとされる桜が境内に残っています。
桜の名所として知られており、河津桜をかわきりに、しだれ、ソメイヨシノ、山桜、八重ザクラ、そして、三宝院の大紅しだれと金堂わきに大山桜が咲き終わるまで約3週間、さまざまな桜が咲き誇ります。
桜の季節以外も夏の蓮の花、秋の紅葉、冬の紅梅など、四季折々に表情を変える境内を有しています。
無病息災を願う五大力尊仁王会
五大力尊仁王会は、醍醐寺で毎年2月23日に行われる年中行事で、不動明王などの五大明王の力を授かり、国の平和や国民の幸福を願う行事です。
この日に授与される御影(みえ=お札)は、災難除けのお守りとされています。
この行事の一環として「餅上げ力奉納」が行われ、力自慢の男女が巨大な鏡餅を持ち上げて、五大明王に力を奉納し、無病息災・身体堅固を祈ります。
「餅上げ力奉納」では、土台を含めて男性は150キロ、女性は90キロの鏡餅を持ち上げます。
醍醐寺の見どころ
醍醐寺は京都の誇りであり、季節ごとに変わるその美しさはまさに絶景の連続です。
ここでは、醍醐寺の見どころに焦点を当て、その神秘的な魅力を深掘りします。
四季折々の庭園が織り成す色とりどりの風景、歴史的な建造物の趣、そして独自の文化が息づく場所。
醍醐寺の訪れを検討する方々にとって、その魅力を深く理解し、心から楽しむための手がかりとなることでしょう。
五重塔
醍醐寺の五重塔は、京都府で現存する最古の五重塔で、国宝に指定されています。
醍醐天皇のご冥福を祈るために朱雀天皇が起工し、村上天皇の天暦5年(951年)に完成しました。
木組みの精緻さや相輪の大胆さなど、相反する要素が強烈な意志力で統合され、空前絶後の全体バランスを実現させていることが特徴です。
また、初層内部には両界曼荼羅や真言八祖が描かれており、日本密教絵画の源流をなすものといわれています。
建物だけでなく、初層内部の壁画も独立して国宝に指定されていますが、内部に入っての拝観はできません。
三宝院とその庭園
醍醐寺の三宝院庭園は豊臣秀吉が「醍醐の花見」のために基本設計を行い、小堀遠州の弟子である作庭家・賢庭らによって造園されました。
幅が55メートルもある池泉回遊式の庭園で、名石による護岸石組が美しく、桃山時代の華やかな雰囲気を伝えています。
1952年(昭和27年)に国の特別史跡・特別名勝に指定されており、文化財としての庭園に与えられる最高の格付けともいえます。
霊宝館
境内にある霊宝館は、国宝や重要文化財だけで7万点、未指定の文化財を含めると約10万点余りの寺宝を収蔵しています。
霊宝館には、国宝の薬師三尊像(木造/平安時代)や、平成館の大展示室に安置されている国宝の「薬師如来坐像」と脇侍の「日光菩薩像」「月光菩薩像」の薬師三尊像があります。
開館時間は9:00~17:00(入館16:30まで)で、休館日は春季の3月第3土曜日から5月第2日曜日まで、秋季の10月1日から12月第1日曜日までとなっています。
金堂
平安時代の慶長4年(1599)に紀州から移築された国宝指定の建物で、重文の釈迦三尊像が安置されています。
醍醐寺の中心となるお堂で、安置されている薬師如来坐像が醍醐寺の本尊です。
現在の金堂は、豊臣秀吉の命によって紀州(和歌山県)湯浅から移築が計画され、秀頼の時代、慶長5年(1600)に完成しました。
移築前と移築時に大規模な改修がされているため、各時代の様式が混在してるところもみどころの一つですので注目してみてくださいね。
桜の名所
醍醐寺は、安時代から「花の醍醐」と呼ばれるほどの桜の名所です。
豊臣秀吉が贅を尽くして「醍醐の花見」を、醍醐寺で行ったことにより「花の醍醐」といわれています。
京都の三大桜のひとつであるソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラ、シダレザクラ、ヤエザクラなど、約700本の桜が境内に咲き誇り、醍醐寺の桜は、3週間かけて咲くため、それぞれ満開の時期が違います。
見どころは、三宝院にある樹齢150年といわれる「太閤しだれ桜」とその遺伝子を継ぐクローン桜「太閤千代しだれ」です。
太閤しだれ桜は、画家の奥村土牛が作品『醍醐』に描いたことから「土牛(どぎゅう)の桜」とも呼ばれて、その圧倒的な美しさで人々を魅了しています。
【醍醐寺 結婚式】の魅力
醍醐寺で誓う結婚式は、神聖な雰囲気と美しさが調和した特別な瞬間です。
ここでは、その魅力に迫り、醍醐寺ならではの素晴らしい点を詳しく解説。
醍醐寺での結婚式の魅力に触れながら、その特別な瞬間を迎える準備に必要な知識やヒントを得ることができるでしょう。
これから結婚を迎えるカップルは、ぜひ醍醐寺での結婚式を検討してみてください。
世界遺産を背景に撮影できる
醍醐寺は、その歴史と美しさが認められ、世界遺産に登録されているため、ウェディングフォトを撮影する人々にとって撮影スポットとして絶大な人気を誇ります。
五重塔や本堂、三宝院庭園などの建造物は、歴史的な価値や美意識が凝縮されたものであり、これらを背景にした写真は見事な一枚に仕上がるでしょう。
寺院の静寂な境内も、伝統的な日本の美を感じさせ、世界遺産ならではの雰囲気を演出します。
特に、春には桜が満開となり、その美しさが建築物や庭園と調和して、幻想的な風景を作り出します。
世界遺産としての風格を大切にしながら撮影するなら、寺院での結婚式撮影に造詣のあるプロに依頼するのがおすすめです。
由緒ある料亭で披露宴も
醍醐寺で結婚式をされる際は、境内にある「醐山料理 雨月茶屋」での披露宴を行うことも可能です。
この料亭は、その趣や重厚感がまさに婚礼にぴったりの特別な空間を提供しています。
特筆すべきは、料亭「雨月茶屋」の歴史的な背景。
昭和天皇が京都御所でお着替えをされた建物を移築したことから、その壮麗な雰囲気が今もなお残り、結婚式にふさわしい格式高い雰囲気が漂っています。
披露宴のお料理には、醍醐山麓の季節の食材と清水を使用した醍醐寺伝承の料理、醐山料理が提供されます。
この婚礼会席は、伝統の味をベースにしており、その味わいは申し分ありません。
この場所での披露宴は、歴史と美食が交錯する贅沢な体験となり、新郎新婦とゲストが心に残る素晴らしいものとなるでしょう。
参列者に喜ばれる
歴史的な建造物や、美しい庭園が広がる場所であり、その神聖な雰囲気が深い感動を与えることから、醍醐寺での結婚式は、新郎新婦だけでなく、参列者にも大きな喜びをもたらします。
世界遺産に登録された伝統と格式が漂う中での結婚式は、日本の歴史や文化への理解を深める機会となるでしょう。
京都ならではの結婚式は、一層特別なものとなるでしょう。
由緒ある料亭「雨月茶屋」でのぜいたくなひとときが味わえる披露宴も、参列者にとっては貴重な経験です。
その趣深い雰囲気とともに、新郎新婦との特別な瞬間を楽しむことができます。
Zen京都の醍醐寺結婚式のプラン
Zen京都は、醍醐寺結婚式での夢の結婚を実現するためのサポートをいたします。
結婚式においては、Zen京都のアテンドスタッフが緻密な計画し、醍醐寺ならではの雰囲気を最大限に引き出します。
醍醐寺結婚式を検討する方々に、Zen京都のプランを理解し、特別な日の準備に役立つ情報を提供するので、自分たちにぴったりの結婚式を、よりイメージできるはずです。
Zen京都とは
Zen京都は創業時から「世界一の花嫁様作り」を理念とし、和装貸衣装の運営をしています。
白無垢、色打掛、花嫁振袖をはじめ、上質な花嫁衣装を多く取り揃えており、多彩な模様が施された美しいアンティーク着物もございます。
Zen京都では、全国衣装貸し出しサービスや神社・お寺での結婚式のサポート、高級和装を着ての写真撮影などを行っています。
プラン一例
Zen京都で人気のプランをご紹介します。
京都には伝統ある、結婚式にふさわしい有名な神社仏閣が数多くあります。
京都の神社仏閣で結婚式を検討されている方は、ぜひご相談くださいませ。
どの神社仏閣にするか悩まれている方は「神社仏閣アテンドツアー」も開催しておりますのでお気軽にお問い合わせください。
【神社・お寺プラン】
<雅プラン>
275,000円+税〜
衣装 | 1名1着 (Zen京都おすすめ正絹白無垢or色打掛 紋付・袴 ※本体価格25万円迄) |
ヘアメイク | あり(着付け込み) |
同行スタッフ | 2名〜オプションによる(ヘアメイク・アテンド) |
特典 | お色直し和装 |
その他 | 挙式申し込み&初穂料支払い代行 |
<室町プラン>
418,000円+税〜
衣装 | 1名1着 (Zen京都おすすめ正絹白無垢or色打掛 紋付・袴 ※本体価格45万円迄) |
ヘアメイク | あり(着付け込み) |
同行スタッフ | 2名〜オプションによる(ヘアメイク・アテンド) |
特典 | お色直し和装 |
その他 | 挙式申し込み&初穂料支払い代行 |
その他、参列者のレンタル衣装や、着付けなどのオプションもご用意していますので、気になることがございましたら、来店予約のフォームをご利用してお問いあわせください。
Zen京都 来店予約 https://ws-i-zen.jp/contact/
まとめ
結婚式では、醍醐寺ならではの美しいセレモニーと重厚な建築との共演を楽しんでください。
この記事では、醍醐寺の特徴や魅力、Zen京都が提供する醍醐寺結婚式のプランも詳しく紹介しています。
レンタル着物やアテンドのサポートがあるので、心地よく結婚式を進めることができるでしょう。
Zen京都のプランにはさまざまな選択肢があるので、予算や内容を考えながら、ご自身に合ったプランを見つけることができます。
これらのポイントを押さえて、素敵な一日を迎えてくださいね。