上賀茂神社の結婚式!上賀茂神社の特徴やおすすめの時期、費用を解説
京都の有名な神社の一つとして知られている、上賀茂神社。普段の参拝や観光はもちろん、神前式の会場としても多くの人に愛されています。
一方で、上賀茂神社のでの結婚式に興味はあるものの、「上賀茂神社についてイマイチよくわかっていない」「憧れはあるものの敷居が高いと感じる」といった悩みや不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、上賀茂神社の特徴や、上賀茂神社で結婚式を行うメリット、結婚式においてかかる費用についてまとめました。これから上賀茂神社での結婚式を検討したい方にとって役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の特徴
まずは、上賀茂神社の特徴についてまとめました。
そもそも上賀茂神社とはどのようなものなのか、どのような特色があるのかを解説します。
- 上賀茂神社とは
- 京都の中でも歴史ある神社
- 上賀茂神社のご利益
- 自然豊かな境内
- 下鴨神社との関係性
上賀茂神社とは
上賀茂神社(かみかもじんじゃ)は、北区に社を構える京都で最も古い神社です。京都市のシンボル的存在である、賀茂山(かもやま)と呼ばれる山の麓に位置しています。平成6年にはユネスコ世界文化遺産にも登録された、由緒正しい神社です。
上賀茂神社という名称で親しまれている神社ですが、正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」です。「上賀茂神社」の他にも、「上社(かみしゃ)」という名称が有名です。主祭神は、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。雷を分ける力を持つと言われている自然神で、雷のような力強さで役を払うとされています。
年に1度、5月15日に上賀茂神社で行われる「葵祭(あおいまつり)」は、京都三大祭りの一つとして知られています。毎年多くの人々で賑わう、伝統あふれる人気の祭りです。
京都の中でも歴史ある神社
上賀茂神社の歴史は古く、京都最古の神社として知られています。そのため、現在でも正確な発祥の時期はわかっていないとされています。
歴史的な価値や風景の美しさ、神聖な雰囲気から、観光名所だけでなく厳かな結婚式場としてもぴったり。多くの参拝客や観光客が訪れ、日本の伝統や文化を感じられるのが、上賀茂神社の魅力です。
長い歴史を持つ上賀茂神社には、社殿の建築様式にも日本古来から伝わる「平安神宮造り」が用いられています。上賀茂神社であれば、由緒正しき日本の神社ならではの風情を感じながら、厳粛な結婚式を挙げられますよ。
上賀茂神社のご利益
上賀茂神社は、良縁や縁結びなどの恋愛成就や、災厄払い、健康におけるご利益があるパワースポットとしても知られています。
上賀茂神社の中でも、特に良縁や縁結びにおけるスポットとして知られているのが、第一摂社である、「片山御子神社」。賀茂別雷大神の母である玉依比売命(たまよりひめのみこと)が祀られています。
かの源氏物語の作者である紫式部が、何度も熱心に参拝したことでも有名です。家族の安全、子どもの授かり、安産にもご利益があるとされており、2人の将来を誓う結婚式にはぴったりですね。
自然豊かな境内
自然豊かな境内も、上賀茂神社の特徴の1つ。境内は緑で囲まれており、春には桜、秋には紅葉、冬は雪景色と四季折々の風景が楽しめます。
自然に囲まれた境内でも、特別なパワースポットとして知られているのが、「岩上(がんじょう)」。上賀茂神社の境内の中でも、神聖な岩山として多くの人々に愛されています。
また、上賀茂神社境内を流れる「ならの小川」のせせらぎも、上賀茂神社の特徴的な自然の1つ。小川からの分水にある庭園である「渉渓園(しょうけいえん)」は、平安時代末期の様式に倣って造られた庭園で、当時を彷彿とさせる自然豊かさを楽しむことができます。
渉渓園では、毎年4月の第2日曜日に、歌人が平安時代を彷彿とさせる衣裳をまとい、和歌を読む「賀茂曲水宴(かもきょくすいえん)」という行事が行われています。
このように、長きにわたって自然に囲まれてきた境内であれば、澄んだ心で結婚式を執り行えるでしょう。
下鴨神社との関係性
「上賀茂神社」と同じく有名な京都の神社に、「下鴨神社」があります。上賀茂神社と同様に、観光スポットとしてはもちろん、結婚式会場としても多くの人に愛されています。
上賀茂神社・下鴨神社は合わせて「賀茂神社(かもじんじゃ)」という総称で親しまれており、古代豪族である「賀茂一族」の氏神を祀っていることで有名です。
上賀茂神社・下鴨神社ともに歴史は古く、もともとは1つの神社だったという説もあります。時代によって上・下で呼び分けられるようになり、それぞれの神社の名称に異なる「かも」の字(賀茂・鴨)が当てられるようになりました。
下鴨神社には、上賀茂神社とはまた違ったご利益やパワースポットがあり、京都を訪れた際は両者を巡ってみるとよいでしょう。
上賀茂神社で結婚式を行うメリット
続いて、上賀茂神社で結婚式を行うメリットについてまとめました。
メリットは、次の3つです。
- 厳かな雰囲気を味わえる
- 四季を楽しめる
- 神紋入りの白無垢を着用できる
厳かな雰囲気を味わえる
日本の風情が溢れる厳かな雰囲気を味わえるのは、神前式ならではのうれしい特徴です。
神前式には、伝統あふれる豪華な婚礼和装や、雅楽の演奏が響く「参進の儀(さんしんのぎ)」など、教会式にはない魅力が盛りだくさん。教会式とは違った、日本の伝統を感じる厳粛な結婚式を挙げることができます。
京都最古の歴史を誇る上賀茂神社であれば、より一層厳かな雰囲気の中、大切な結婚式を執り行うことができますよ。
四季を楽しめる
上賀茂神社の結婚式では、四季を楽しめることもメリットの1つとして挙げられます。
木々に囲まれた自然あふれる境内では、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色とその季節ならではの景色を堪能できます。上賀茂神社でも有名なスポットとして知られているならの小川や渉渓園も、季節を楽しむのに良いでしょう。
日本の四季を感じられる上賀茂神社での結婚式は、心安らぐこと間違いなし。2人の門出にぴったりな場所と言えます。また、四季ならではの美しい景色は、記念撮影で映えることも嬉しいポイントです。
神紋入りの白無垢を着用できる
結婚式会場としても多くの人々に親しまれている上賀茂神社。女性の婚礼衣裳として知られている「白無垢」の中には、上賀茂神社の象徴である神紋入りのものも存在します。
京都三大祭りの1つとして知られている「葵祭(あおいまつり)」においては、奉仕者の烏帽子や牛車に二葉葵が飾られていました。その二葉葵は、現在も上賀茂神社の神紋として知られています。
神と人の「結び」を象徴すると言われている、二葉葵。婚礼衣裳にふさわしいとして、新婦が着用する白無垢にも施されているのです。そのような神聖な意味が込められた神紋入りの白無垢を着用できることも、上賀茂神社で結婚式を挙げることの大きなメリットと言えます。
【上賀茂神社結婚式】会場は2つ
続いて、上賀茂神社の結婚式を執り行える会場を2つピックアップしました。
会場は、次の2つです。
- 本殿
- 細殿(ほそどの)
本殿
本殿は、上賀茂神社の御祭神・賀茂別雷大神が祀られている建物です。結婚式会場としてはもちろん、上賀茂神社の一般参拝客が訪れる場所でもあります。
上賀茂神社の本殿は、特別建造物や国宝にも指定されている大変格式高い建物です。本殿の厳かかつ神聖な雰囲気の中、厳粛な結婚式を執り行うことができます
細殿(ほそどの)
細殿(ほそどの)とは、上賀茂神社の参道を進み、ニノ鳥居をくぐり抜けた先の正面にある建物です。主に神社の祭祀や儀式の際に使用される特別な場所であり、一般の参拝客が基本的に入ることはありません。
建物は本殿と比べるとやや小さめ。細殿の内部は、祭壇や神具が設置され、祭祀に必要な道具や装飾品が備えられています。
【上賀茂神社結婚式】おすすめ時期は?
続いて、上賀茂神社で結婚式を挙げるおすすめの時期をまとめました。
おすすめの時期は、次の2つです。指揮を楽しめる上賀茂神社だからこそ、特にこの2つの時期をおすすめします。
- 桜が楽しめる3〜4月
- 紅葉を堪能できる10〜11月
桜が楽しめる3〜4月
1つめのおすすめの時期は、3〜4月。普段は緑に囲まれている上賀茂神社の境内が、この時期は桜一色に染まります。
中でも特徴的なのが、一の鳥居からニの鳥居までの参道。一直線に伸びている山道の脇には、早めの開花を迎える御所桜や樹齢150年にもなる斎王桜など、さまざまな種類の桜を堪能できます。
開花の時期は桜の種類によって異なり、早咲きのものから遅咲きのものまで植えられています。そのため、比較的長い期間桜を楽しめる点が嬉しいポイントです。
上賀茂神社の境内を彩る桜の数々は、朱色の鳥居や社との相性も抜群。写真映えも狙えますので、結婚式での記念写真撮影にもぴったりですよ。
紅葉を堪能できる10〜11月
2つめのおすすめの時期は、10〜11月です。この時期になると、上賀茂神社境内の紅葉が見頃を迎えます。
境内の中でもニの鳥居やならの小川、渉渓園は、紅葉が楽しめるおすすめスポットとして知られています。イチョウやモミジといった秋を象徴する木々が植えられており、秋の気候にぴったりな鮮やかな紅葉を楽しむことができますよ。
特に、ならの小川の側に植えられた木々の紅葉が落ち葉となって川を流れる様子は、大変風情があります。
境内に植えられた常緑樹とのコントラストもとても魅力的。ふんわりとした色味の桜とはまた違った、秋ならではの風情あふれる写真を撮影できます。
【上賀茂神社結婚式】気になる費用は?
最後に、上賀茂神社の結婚式における費用についてまとめました。
- 初穂料
- その他料金
初穂料
初穂料とは、ご祈祷や儀式において神社に支払うお金のこと。上賀茂神社の結婚式に限らず、神前式であれば初穂料が発生するのが一般的です。
支払う初穂料の金額は、本殿で20万円、細殿で10万円です。ただし、夕方から夜にかけて執り行う「宵の結」を選択する場合、本殿で25万円、細殿で15万円となります。
初穂料は細殿より本殿の方が割高になるため、費用が予算内に収まるかをよく確認した上で会場を決定しましょう。
その他料金
上賀茂神社の結婚式では、初穂料以外にも、例として下記の費用が発生します。
- 衣裳代
- 着付け・ヘアメイク
- 写真撮影代
- 移動代
- 料理代
それぞれの具体的な費用については、選ぶサービスやオプションによって大きく異なります。
ただし、これらの費用は上賀茂神社婚礼を利用することで、個別ではなく一括で支払いを済ませられます。衣裳準備や着付けなどのサービスも個別ではなく一括で依頼することで、手続きの漏れが防げるというメリットもあります。
結婚式は、人生で1度きりという人がほとんど。そのため、「もれなくきちんと準備できるか不安……」という方は、業者のプランを頼るのがおすすめです。
上賀茂神社での結婚式ならZen京都
Zen京都は、京都エリアの神前式を対象としたさまざまなウェディング用プランをご用意。挙式会場の予約や婚礼衣裳の準備、当日の着付け・ヘアメイク、写真撮影など、結婚式に必要な手続き・作業を一括で承っています。
主にアンティーク和装を多く取り扱っているZen京都では、白無垢を含む豊富な婚礼衣裳の中から自分にあったものを選ぶことが可能。一生に一度の大切な結婚式をスムーズに執り行えるよう、ブライダルのプロフェッショナルが誠心誠意サポートします。
上賀茂神社での結婚式が気になっている方は、ぜひZen京都へお問い合わせください。問い合わせは、電話または下記のメールフォームから承っています。
まとめ - 京都最古の神社・上賀茂神社ですてきな結婚式を
今回の記事では、上賀茂神社の歴史やご利益に加え、上賀茂神社での結婚式について解説しました。
せっかく神前式を挙げるのであれば、日本・京都の歴史を感じる神社がおすすめ。長い歴史を誇る京都最古の上賀茂神社なら、風情あふれる社で、人生の節目にふさわしい厳粛な指揮を執り行うことができますよ。
上賀茂神社での結婚式を検討している方は、ぜひ一度Zen京都にご相談ください。
問い合わせは、お電話・メールフォームにて受け付けております。資料請求だけでも構いませんので、気になる方は、ぜひ問い合わせてくださいね。