アンティーク打掛 〜伝統と歴史の打掛〜
いつもZen京都のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今回はZen京都にございます珍しいアンティークの打掛をご紹介いたします!
皆様は「アンティーク」と聞くとどのような物を思い浮かべますか?
壺や食器などの骨董品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実際「アンティーク」とは、「骨董」や「古美術」を表すフランス語です。また似た言葉に「ヴィンテージ」がありますが、「ヴィンテージ」は製造から20~25年以上100年未満のものを「アンティーク」は製造から100年以上経つもののことを指します。
つまりアンティークの打掛とは100年以上前の大正時代や昭和初期に作られた打掛なのです!
Zen京都にございますアンティークの打掛は白無垢も色打掛もありますが、現代の打掛との大きな違いの1つはその大きさ、寸法の違いです。
昔の方は現代の我々と比べて平均身長が低かったというのは聞いたことがあるのではないでしょうか。
実際にアンティークの打掛は、現代の打掛に比べて身丈や袖の長さ(裄)が少し小さめに作られています。
大体150㎝~155㎝くらいのご身長の花嫁様にピッタリの寸法となっております!
「打掛が大きいかも…」とお悩みの花嫁様、是非のアンティーク打掛に袖を通してみては如何でしょうか。
色も発色が良く化学染料ではない、植物など自然の染料で染めているからこその美しい発色と肌馴染みの良さも格別です。
また現代では扱いが難しいといわれる横振りミシンを使った刺繍も非常に豪華です。
横振りミシンは、一般的なミシンのように布を固定する押さえがないし、縫った布の送り機能もついていません。しかも、両足でペダルを踏んで針の動く速度を調節しながら、ミシンの台の下についたレバーを右足の膝で押して、針を横に動かすことにより左右に幅を出すことができます。すべて勘で横に動く幅もコントロールしなければならない為、まさに職人技とも言えるでしょう。
そんなミシンで縫われた刺繍は立体的で密度の高い、非常に見応えのある刺繍です。

現代では同じものを作ることは難しい染めの美しさと刺繍の豪華さは、日本の伝統を感じられる神前式にはまさにぴったりのお衣裳と言えます。


なかなかお目にかかれないお衣裳が気になる方、是非一度Zen京都にご来店くださいませ!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
※先述しました通り少し小さめの寸法となります為、ご身長に制限がございますことご留意くださいませ。
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