筥迫の儀
母の想いが込められた「筥迫(はこせこ)の儀」
いつもZen京都のブログをご覧頂き誠に有難うございます。
今年のゴールデンウィークは皆様どのように過ごされますか。
コロナ禍で3度目のゴールデンウィーク、帰省をされる方、旅行に行かれる方、結婚式の準備される方色々いらっしゃると思います。
今回のテーマは『筥迫の儀』について熱く語りたいと思います。
以前より『紅差しの儀』についてInstagram等で紹介しておりましたが皆さんご覧頂いた方はいらっしゃいますでしょうか?
『紅差しの儀』とは母親に紅筆で口紅を塗って頂き、《娘が幸せになるように、その身に一切の災いが降りかからぬように》と永遠の幸せを願う母親の想いを娘に継承することのできる儀式です。
そんな素敵な儀式の他にもう一つ和装でしか出来ない素敵な儀式があるんです。
それが『筥迫の儀』です。
筥迫とはお着物を着る時の小物のひとつで、
江戸時代武家の女性が懐に入れていたものです。
中には懐紙や鏡、紅が入っており、大人の女性の嗜みであり、花嫁道具のひとつでもありました。
そんな筥迫を花嫁支度の最後の仕上げとして
お母様の手で、花嫁の胸元に収めて頂く儀式です。
ご新郎様のもとへと歩みを進める前に、ご自身の大切なお母様から、嬉しさ、寂しさ、悲しさ、愛おしさ。
親御様からのたくさんの愛情と想いと娘の幸せを願う気持ちを込めて
《幸せな家庭が築けるように・・・》
《いつまでも女性として美しくありなさい》
という想いを込めて、お手紙やお守りを入れて新婦さんの胸元に収めていただく儀式になります。
コロナ禍で挙式の規模を縮小され、家族婚やフォトウエディングが増えているからこそ出来る素敵なイベントをご紹介したいと思い『筥迫の儀』をご紹介させて頂きました。
今まではレンタルの筥迫でしたが、サムシングフォーを取り入れたティファニーブルーのネーム刺繍入り筥迫で『筥迫の儀』が出来る様になりました。
今後は衣装合わせの際にスタッフよりご案内させて頂きます。すでに小物合わせまで終わられてる方に関しまして、ご希望ある方は担当スタッフまでご連絡お願い致します。
Zen京都の卒花様のお写真のみ投稿しておりますInstagramを新しく作りました。
どんどんアップしていきますので、コーディネートも含めて色々参考にしてくださいませ。
@zen_kyoto_hanayome
モデル写真、イベント告知やリールに関しましては@zenkyotowasouをご覧くださいませ。
素敵な結婚式のお手伝いが出来る事本当に楽しみにしております。
和装で分からないことがありましたらお気軽にご相談下さいませ。