婚礼衣裳の準備について〜その④
こんにちは。
いつもZen京都のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
三回にわたって衣裳の準備についてご紹介してきましたが今回で最後となります。
今回は挙式から戻ってきた衣裳のお手入れ方法を紹介したいと思います。
挙式や披露宴、撮影から戻ってきた衣裳は体温や湿気を含んでいますので、着物用ハンガーに掛けて一晩吊るしておきます。
湿気が取れたら汚れや染み等がついていないかチェックをします。
汚れや染みがあるものはクリーニングに出します。
毎回クリーニングに出さないんですか?
と思われる方もいらっしゃるとは思いますが
白無垢、色打掛等については毎回クリーニングに出すと生地が傷むこともありますのでシーズンオフや汚れがあるときに出すようにしています。
着物お洋服と違いお手入れ方法が独特だということを知っていただければと思います。
そして、ひとつご紹介したいのが着物の街。
京都ならではだと思うアイテムをご紹介したいと思います。
こちらは京衿長襦袢になります。
通常は広衿と言われる長襦袢に衿芯を入れるのですが
こちらは衿にしっかりした芯がついています。
京衿長襦袢でお着付けをすると綺麗にお着付けすることできるため、京都の着付師さんたちの中ではこちらを指定される方が多いのです。
さて、4回にわたり衣裳準備の裏側を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
これからも気持ちを込めながら衣裳の準備をして参りたいと思います。
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