友禅 打掛
Zen京都にある打掛には、大きく分けて織りの打掛と友禅の打掛があります。
その中から、友禅について改めて勉強させていただきました。友禅作家の秋山章先生が構図から携わった、豪華で華やかなうちかけです。
作品にもよるそうですが、イメージが浮かんでから、出来上がるまでに3年の歳月が必要だそうです。
その工程をお伝えできればと思います。
(1)下絵青花・・先生がイメージされたものを駒塩瀬羽二重の生地に下絵を描い ていきます。この下絵は水で洗うと消えてしまうそうです。
(2)のり糸目・・下絵に糊をのせていきます
(3)青花散らし・・下絵を水洗いをしておとします
(4)のり伏せ・・染めたくない所を糊で伏せてしまします
(5)引き染め・・色を入れたいところを刷毛で引きながら染めていきます
(6)蒸し水元・友禅入れ・・蒸気で何度も蒸すことにより、染料がむらなく馴染みます
(7)色合わせ挿し友禅・・色を入れていきます
(8)蒸し・水洗い・水元・上のし・・これらの工程を繰り返し、色を定着させていきます。生地がしっかりしているので、繰り返しの工程が可能だそうです。
(9)金彩箔加工・・特殊なシートをして金彩加工をしたい部分を切り離します
(10)金彩箔加工完成・仕上がり・・押箔・焼箔など金彩加工にもさまざまな種類があります
これらの工程に、三年の歳月が費やされ、晴れの日の花嫁様のお衣裳が出来上がるかと思うと、世界一の花嫁様に相応しいお衣裳なのではないかと思います。
Zen京都では、秋山章先生の友禅打掛をご着用いただけます。ぜひご来店お待ち申し上げます。
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