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2024.01.29
神社婚礼について

常照寺での仏前結婚式について 神社結婚式との違いや式の流れなどを解説

常照寺は京都市にある吉野太夫ゆかりの寺院です。
神社や神殿の場合は神社結婚式(神前式)が行われますが、常照寺のような寺院の場合は仏前結婚式が行われます。
今回は常照寺とはどんなところなのか、神社結婚式との違いや仏前結婚式の流れなどを紹介します。
常照寺での結婚式を検討されている方や、神社結婚式と仏前結婚式の違いを知りたい方はぜひご参考ください。

常照寺について

常照寺は京都市内北部の洛北にあり、約400年前に日蓮宗の中興の祖、日乾(にちけん)が創建しました。
京都にあった遊郭(島原)に実在した遊女である二代目吉野太夫が足しげく通った場所としても有名です。
そのため、吉野太夫ゆかりの寺院とも言われており、吉野太夫が好んだ丸窓がある茶室遺芳庵(いほうあん)や墓もあります。
秋の紅葉も美しいですが、地元住民には桜の名所としても知られていて、毎年4月第2日曜日は吉野太夫を忍んで「吉野太夫花供養」も行われています。

名称常照寺(じょうしょうじ)
通称名称檀林の寺(だんりんのてら)
吉野太夫ゆかりの寺
住所〒603-8468
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町45-1
拝観時間8:30~17:00
拝観料400円(紅葉シーズン中は500円)
アクセス
(JR京都駅より)
・市バス6号系統(四条大宮経由)鷹峯源光庵下車 徒歩2分
・地下鉄烏丸線で北大路駅下車 市バス北1系統に 乗り換え 鷹峯源光前下車 徒歩2分
公式ホームページhttp://tsakae.justhpbs.jp/joshoji/toppage.html

神社結婚式(神前式)と仏前結婚式(仏前式)の違い

結婚式には、大きくドレスを着てチャペルや教会で行うものと着物を着る日本の伝統的なものの2つがあります。
常照寺のような神社仏閣で行われるのは、白無垢や羽織袴を着て行う日本の伝統的な結婚式です。
この日本の伝統的な結婚式には、神社結婚式(神前式)と仏前結婚式(仏前式)があるので、それぞれの式に込められた意味や内容などの違いについて紹介します。

結婚式に込められる意味

まずは、神社結婚式と仏前結婚式のそれぞれに込められている意味の違いについてです。
神社で行われるのが神社結婚式で神様の前で結婚を報告し、今後の加護を願う儀式です。
一方で、寺院や自宅の祀っている仏様の前で行われるのが仏前結婚式で、仏様や先祖に結婚を報告し、誓いを立てる儀式になります。

仏前結婚式は、巡り合えた縁に感謝して、一度結婚したら来世まで連れ添う仏教の教えに基づいています。
常照寺で結婚式を行う場合、神社結婚式ではなく仏前結婚式です。

神社結婚式は、お好きな神社や館内神殿で結婚式をあげます。
しかし仏前結婚式に関しては、新郎新婦の一方がその宗派である必要があり、なじみのある寺院や自宅にある仏様の前で結婚式を挙げるのが一般的です。
ただ、最近はなじみがない寺院でも希望すれば結婚式が挙げられる場合もあります。
仏前結婚式を挙げたい場合は、必ずなじみがない寺院でも結婚式を挙げられるのか確認しておきましょう。

結婚式の内容

次に、結婚式の大まかな内容の違いです。
結婚式を挙げる神社や寺、宗派によって詳細な内容は変わる可能性があるのでご注意ください。

神社結婚式は神職や巫女に案内され本殿へ向かい、そこで新郎新婦が結婚する旨を報告する祝詞が読まれます。
その後、三献の儀と呼ばれる三々九度の杯を新郎新婦が交わします。

仏前結婚式は念珠授与を行うのが特徴的です。
念珠授与とは、僧侶から新郎新婦へ白房と赤房の数珠を授けます。
その後、三々九度の杯を交わし、お経が読まれたり、焼香したりします。

結婚式の費用

最後に、結婚式に必要な費用の違いです。

神社結婚式は挙式だけを神社で行う場合は10万円前後+衣装代です。
プランによっては、挙式代・衣裳代・披露宴代などが全てセットになっている場合もあります。
こちらを利用すると平均150〜250万程度必要です。

仏前結婚式は10〜20万円前後+衣装代です。
仏前結婚式の場合、披露宴などが行える会場はない場合が多いので、披露宴などをしたい場合は別に会場を手配する必要があります。

神社結婚式も仏前結婚式も日本の伝統的な結婚式なので基本は和装です。
しかし、これは決まっているわけではなく、最近は希望すればドレスなどの洋装も可能な場合もあります。

寺院での仏前結婚式の流れ

寺院などで仏前結婚式を挙げたいと思っても、なじみがなくどういった流れで進むのか知らない方も多いかもしれません。
ここでは、一般的な仏前結婚式の大まかな流れを紹介します。
挙式を挙げる寺院や宗派によって多少の違いがあるかもしれません。

入堂

初めに新郎新婦の両親や親族が寺院の本堂に入堂します。
その後、媒酌人に案内されながら新郎新婦、式を執り行う僧侶が入堂します。

敬白文朗読(けいびゃくもんろうどく)

僧侶が焼香を行い、一同が合掌を行います。
僧侶が仏様やご先祖様へ結婚式を始める旨を敬白文を読み上げ、報告します。
この時、新郎新婦を含む参列者一同は起立状態で、合掌してください。

念珠授与(ねんじゅじゅよ)

念珠授与は仏前結婚式で最も特徴的な儀式で、僧侶が新郎新婦へ仏前に供えられた念珠を授与します。
チャペルや教会で行う教会式での指輪交換に当たる部分でもあり、新郎には白い房の念珠、新婦には赤い房の念珠を授けます。
この数珠は、仏前結婚式で行われる儀式が終わるまで持っておくのです。
念珠授与で授与される数珠は、寿珠や寿寿と書かれる場合もあり、縁があって結ばれた2人の幸せを願うものとしては最適でしょう。

数珠はもともと嫁入り道具の1つとされており、心の力をより高め、仏様を拝むだけではなく幸せを祈るときも数珠を身に付けると、より祈りの効果を高めてくれるようです。
地域によっては「嫁ぐ娘に忘れず持たす 数珠ひとつ」といった言葉があります。
これは両親から嫁いでいく娘の安全と幸せを祈るお守りです。

念珠授与が行われる理由としては、諸説ありますがお互いの煩悩を認め、許し合って生きていきなさいといった思いが込められています。

指輪の交換

仏前結婚式において、念珠授与が指輪交換に当たる部分と紹介しましたが、最近は念珠授与だけではなく指輪の交換も行われます。
指輪の交換をする場合は念珠授与の後におこなわれ、僧侶から指輪を受け取り、新郎から新婦、新婦から新郎へ指輪をはめます。

司婚の儀(しこんのぎ)

僧侶から結婚の誓いを問われるので、新郎新婦は誓いを述べましょう。
その後、誓詞(せいし)を御本尊に向かって読み上げられます。
この誓詞は新郎新婦が読む場合もありますが、媒酌人が新郎新婦に代わって読み上げる場合もあります。

誓詞が読み上げられた後、僧侶が新郎新婦の両親や親族に結婚の成立を報告し、正式な結婚の成立です。

焼香(しょうこう)

新郎・新婦・両親・親族の順番で焼香と合掌を行います。
焼香(しょうこう)には、心と体の穢れを落とす意味があります。

誓杯(せいはい)

聖杯は、神社結婚式での三婚の義にあたり、お酒を飲む順番が違います。
夫婦の契りを結ぶために新郎新婦がお神酒を大・中・小の3つの杯を使用して順番に飲みます。

  • 小杯:新婦・新郎・新婦
  • 中杯:新郎・新婦・新郎
  • 大杯:新婦・新郎・新婦

杯を飲むときは、1,2回目は口を付けるだけで3回目に飲み干します。

親族固めの杯

新郎新婦の誓杯の後に、両親や親族が立って杯を3回に分けて飲み干します。
飲み干した後は、杯をおいて合掌してください。

法話

僧侶から仏の教えに基づき、祝いの言葉と法話を聞きます。
法話は、今後の2人の人生の指針になるお話になるので、心に残るといった方も多いようです。
新郎新婦や両親、親戚一同で静かに聞いて、言葉を受け入れましょう。

退堂

最後に新郎新婦や両親、親戚一同起立して、合掌と礼拝を行います。
その後は、順番に退堂して仏前結婚式は終了です。

仏前結婚式を行うためのチェックポイント

仏前結婚式を行う際には、いくつかチェックしておくべきポイントがあります。
教会式とは異なる点も多いため、新郎新婦だけではなく参列者も慣れていない点が考えられます。
必ずチェックしておいてください。

両家の宗派

一言で仏教と言ってもさまざまな宗派が存在します。
最近は宗派が違っても、希望する寺院などで仏前結婚式を挙げられる場合があります。
しかし、仏前結婚式は仏様やご先祖様との結びつきを感じられる式です。
そのため、新郎新婦の一方は仏前結婚式を挙げる寺院の宗派であることが基本です。

新郎新婦の宗派が違う場合は新郎に合わせることが多いようですが、必ず新郎の宗派に合わせるべきと決まっているわけではありません。
そのため、両親も交えてきちんと話し合いましょう。
また、新郎新婦の一方が、キリスト教など仏教ではない宗教を信仰している場合は仏前結婚式に抵抗があるかもしれません。
宗教や宗派はデリケートな問題であるため、結婚後に確執を残さないようにお互い納得する形で進めてください。

常照寺は「日蓮宗総本山身延山久遠寺直末」にあたります。
そのため、常照寺で挙式を挙げたい場合は、新郎新婦の一方が日蓮宗であると良いでしょう。

参列者

仏前結婚式の参列者は家族・親族のみが基本です。
最近は仏前結婚式も少しずつ形が変わってきており、友人も参列できる仏前結婚式も増えていますが、本当に仲の良い数人に絞るようにしてください。
そもそも、寺院は用意できる参列者の席が多くない場合も多いです。
家族・親族のみで行うのか友人も呼ぶのかはあらかじめ決めておいて、友人も呼べるのか寺院に必ず確認しておきましょう。

数珠の持参をお願いする

仏前結婚式の特徴として数珠を使用する点があります。
神社結婚式や教会式では、数珠を持参する必要はないため、仏前結婚式では数珠を持参することを知らない方も多いです。
数珠の持参について連絡しなかった場合、持参してもらえないでしょう。
必ず招待状を送る際に、数珠を持参してほしいことを伝えてください。

仏前結婚式をするメリット

仏前結婚式以外にも結婚式にはさまざまな形式のものがあります。
だからこそ、他の形式の結婚式ではなく仏前結婚式だからこそ感じられるメリットを知っておきましょう。
最後に、仏前結婚式をするメリットを2つ紹介します。

人との結びつきを感じやすい

仏前結婚式では、結婚相手と巡り合えた縁に感謝して、来世までの結びつきを誓います。
結婚の報告をご先祖様へも行うことから、今まで脈々と自分まで受け継がれてきた命やありがたみを感じられるでしょう。
出会えた結婚相手の縁だけではなく、ご先祖様から受け継がれてきた縁など人との結びつきを強く感じられる点がメリットです。

参列者の印象に残りやすい

仏前結婚式を行うと、新郎新婦はもちろん参列者の印象に強く残りやすいでしょう。
最近はチャペルや教会で行う教会式が多いため、仏前結婚式は珍しく参列者の思い出にも残ります。
また、人との結びつきを感じやすいからこそ、人との暖かみを感じられる忘れられない式になるでしょう。

まとめ

今回は常照寺とはどんなところなのか、神社結婚式と仏前結婚式の違いや流れなどを紹介しました。
常照寺は京都市内北部の洛北にあり、約400年前に日蓮宗の中興の祖、日乾(にちけん)が創建した寺院です。
日本の伝統的な結婚式には、神社結婚式と仏前結婚式の2つがありますが、常照寺のような寺院で行われるのは仏前結婚式になります。
仏前結婚式は念珠授与が特徴的で、新郎には白房、新婦には赤房の数珠を僧侶から新郎新婦へ授けます。
仏前結婚式のチェックポイントは、両家の宗派や参列者などがあるため、仏前結婚式を決める前に両親も交えてしっかりと話し合ってください。
仏前結婚式は人との結びつきを感じやすく、珍しさや人の暖かみを感じられるからこそ参列者の印象に残ってくれる結婚式にできるでしょう。

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